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すべてがルールの変わり目になる

ここんとこ更新頻度が低くて申し訳ありません。
作業もいよいよ佳境に入り、体が言うことを聞かない寸前です。
単純に体力的な問題なのか、体力が弱まることで精神的なものに影響が出ているのでしょうか?
正直たまにダウン気味な精神状態になります。頭痛もすることもあります。

正式開業日を後ろに変更し、スタッフ交代で休みを取ることにしました。
まあ ここで焦ってもしょうがありません。ゆっくり行くことにしました。

さて、起業論2日目

●ルールの変わり目

19世紀は蒸気機関による大量生産システムと金融+保険システムを作り出したイギリスの世紀でした。
 基本的にビジネスの対象は企業対企業 所謂 B To B 呼ばれるタイプです。

20世紀は第二次大戦を機会に石油による大量生産システムとマスメディアを利用した個人向け市場へのアプローチによってアメリカの世紀となりました。 ビジネスの舞台はBtoBから BtoCへと変化し、多くの大企業が勃興してきました。
大量生産大量消費の世紀と言えばいいいのでしょうか?

21世紀はどうなるのでしょうか? この場で論じてもあまり意味のないことだとは思いますが、僕が確かに言える一つだけで、それは、5年先が分からない時代であると考えるのが無難なのではと考えています。

必要なのは”生き抜くための知恵”

20世紀の日本では国内市場だけで食べてゆけました。 僕らの世代では、日本は加工貿易国と習いましたが、名目GDPにおける輸出割合に関して日本は15.6%を超えたことはありません。因みに一番高かったのは2004年 円が120円の時代 小泉政権時代です。”実感なき好景気”の見出しを覚えているでしょうか?この時は国内は、竹中蔵相の小さな政府論をベースに財政出動を控えたため逆に不景気感が高まり、それを口実に派遣切り、給与カット、採用抑制など、僕らにしわ寄せが来た時代です。

因みに、この辺りの常識と思っていた事が全て違っていた事を知ってから、学校で習ったことや新聞で書かれている1次情報以外は全て疑ってかかるようになりました。知りたければ、1次データを当たる。この場合は内閣府のHPで発表されている各種の調査データを見て判断する。要は騙される側で居ることが耐えられなくなったんです。会社の指示に従って生きている事=自分を騙しているのではないか?

その後、世界の消費を牽引した、アメリカの消費バブルが弾け、リーマンショックを引き金に、それまでの矛盾を一気に吹き出す形で今日に至っています。世界最大の輸出国中国は最大の買い手、アメリカ、ヨーロッパのマーケットで苦戦を余儀なくされています。

これからは、ユーロの様な国をまたいだ通貨の時代が来ると書いた、経済評論家が何人もいましたが、今やユーロは崩壊寸前で、ドイツ連邦銀行はユーロからの離脱を検討していると昨日の記事でリークされていました。この時、ユーロの時代を声高に叫んでいた連中の名前は覚えておいたほうがいいです。再びダマされないために。(某お~前とか色々)

●動き始めた時代

この好景気の時期と同時に世の中ではもう1つの変化が起きていました。
インターネットの進化です。アメリカでは2000年前後のITバブル崩壊後も新しいサービスがローンチし、続けました。
Google、Facebook,Twitter等のソーシャルメディアの登場によって情報の伝達経路に変化が生じ始めました。
それまでは、新聞、TVこそが真実を伝えている と思われましたが、YouTubeやニコニコ動画によるビデオ共有サイトが流した映像は、TVにはない1次ソースの強みがあり、単なる違法ダウンロードの温床から、メディアその物へと変化しつつあります。ブログは単なる公開日記帳と揶揄されながらも、進化を続け、今や芸能人の離婚発表はブログで発表し、翌日の新聞がそれをそのまま書き写す。従来と完全に立場が逆転してしまいました。

今日本で一番影響力のあるNews媒体はどこか?間違いなくYahooNewsです。新聞社から配信された記事を抜粋し、一つの事件を複数の媒体がどう見ているかが一目瞭然になり、下に貼られたアンケートによって、感情の共有が不特定多数のユーザーと図れる。新聞社の1記者の記事に対しても、容赦無いフィルタリングがかけられ、発信側に都合の良い書き方をしてもすぐに化けの皮が剥がされる。そんな時代になってきました。

●パーソナルメディアが映しだす姿


さらに従来は便所の落書きとまで言われた2ちゃんねるも、トピックスを抜粋した上で、編集者(管理人?)が発言をピックアップしたまとめサイトが多数出来、更にそれらをフィルタリングした上で、再取材や再構成した記事を専門に配信するサイトJ-CastニュースやGIGAZINEが日刊週刊誌的な位置付けで成立しはじめました。

また、リアルタイム動画配信技術の進化によってユーストリームが登場し、個人が放送局と同様の機能を持つことが可能になりました。それも低価格で。従来 コストがかかるため特定の事業者によって独占されていた放送、新聞、出版といった物を個人レベルで手にすることが出来るようになりました。これは16世紀の印刷技術の発明並みにインパクトが大きな出来事であると思います。

昨年、中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当りし、与党である民主党はその記録動画の公開を拒み続けましたが、Youtubeにアップされた動画が鮮明に事実を伝えることとなりました。後にインタビューで投稿者は 最初はCNNへ送ったが放映されなかったので、自分でアップしたと述べました。CNN東京支局の言い分は、真偽の判断が出来なかったと言いましたが、やはり遠慮というものでしょうか?

その後、このムーブメントは尖閣諸島デモ、フジTV韓流デモ、と労働組合によって動員された”お約束デモ”とは違う”普通の人による自発的なデモ”という新しい流れを生み出しました。これらのデモはCNNとBBC、それに韓国中央放送だけが報道しましたが、国内のメディアは一切報じることがありませんでした。

ところが、ユーストリーム、ニコニコ動画の視聴者数は10万人を超え、ツイッターによるリツイート、ブログメディアによる報道によって確実にかなりの人(数十万人規模で)が、メディアが自分たちに都合の悪い事柄は黙殺するという事実を知ったと思います。そして、現実だけは彼らの意図とはお構いなしに変化を続けています。

●パワーシフトした現実

これらは、単に政治的な話ではありません。一部の愛国者かぶれがネットで煽られて騒いでいるだけと思っていたら、それは重大な点を見落としています。一連のデモの終着点はフジTVの大口スポンサーである花王に対するデモになりました。計3回行われたデモは、花王本社が茅場町にあることから、兜町(証券会社の集まるエリア)を抜けて数千人規模で行われました。これに対し花王は一切黙殺しましたが、その結果、株価の下落と主力商品のシェアを1社だけ落とすことになったのです。

花王の株価を10年スパンで見れば今は最低価格です。しかも、デモ直後に目立って下落しました。また、2011年度決算で減収減益となり、震災の影響とコメントしましたが、花王やP&Gは売上利益共に伸びています。要は一人負けとなりました。
消費者がネットによって現実を動かせる事を実証したのです。

この事実を直視できない企業の経営者は自ら退陣すべきでしょう。(実際、花王も経営陣を入れ替えることになりました)
これからの時代に必要な資質に欠落があるからです。ユーザーとの対話ができる企業。それが生き残りの条件の1つになると僕は考えています。

今迄のように、作ったものを、販売ルートを独占し、メディアの力で大量に流しこむような手法は段々通用しない世の中に変化しつつあると考えるべきかと思いまます。じゃどういう風に変わるのか? その答えは誰もわかりません。僕は、BCtoC+CtoCの時代になるのではと考えています。

●さよなら日本株式会社

現在の日本の問題点は多々ありますが、これまでの強さを支えてきたのは、年功序列と終身雇用による生活の安定と引換に会社への献身的なまでの協力(サビ残や単身赴任)があって成立してきました。

ところが、グローバリズムとやらの流れで生産拠点を次々と海外移転した結果、国内での雇用を維持できなくなりました。
生産ラインには、社員はほぼ皆無で、派遣社員がロボットと共にひたすら組立、閉鎖と共に職を失います。
また、社員ではありませんから、部品のように毎年コストダウンを要求し続け、ワーキングプアと呼ばれる、生活保護以下の収入しか得ることができなくなりました。

社員は社員で、会社の余剰人員である団塊世代の高給を維持するために、過剰とも言える仕事量とストレスを貯めこみながら深夜まで当たり前のように働いています。

これまでのように 会社の利益=自分の利益=消費者の利益という関係は成立することはなくなりました。日本株式会社の前提条件がすでに崩壊してしまっています。

●この時期にうつという病に掛かった幸運について

以前のように健康で働き続けていたら、今まで書いた事を考える機会すらなく、ひたすら働いていたでしょう。
最初は働けない自分を自分で責め、周囲に迷惑をかけているという罪の意識に苛まされていました。

時間だけはありましたので、色々と考えているうちに、何かが違っている事に気がついたのです。
それ故上記の仮説を考えました。中にいたら絶対に気が付かないことです。

ある意味、今、会社員であることに満足し、必死にしがみつくことだけを考えるのは、それ自体がリスクであると考えたほうがいいと思います。大きな会社であるほど、この会社は潰れないと考えてしまいがちです。ですが、今乗っている船が永遠に沈まないと考えているならそれは滑稽だと思います。

いっそ、自らの意思で下船し身軽な船で自由に生きるための航海へ乗り出すよい機会だったと考えるようにします。
この病にかかっている間はどうしても自分を責めがちになります。どうせ責めるなら、自分の意思で決めたことを責めませんか?その方が潔いと思います。

●この病と戦う同年代の、まだ見ぬ戦友たちへ


「最も強いものが生き残るのではなく、最も賢いものが生き延びるわけでもない。唯一、生き残るのは変化できるものだけである。」 生物学者ダーウィンの言葉とされよく偉い人に引用される言葉ですが、出典元とされる「種の起源」(1859)には、この言葉は無いそうです。

ただ、内容を意訳し、かっこ良く書き直すと、こうも読めるというのが本当のところですが、その意は間違っていないと思います。要は適者生存って意味ですからw

しぶとく、しなやかに、そして自分に正直に生きましょう。
会社の都合で生きるのでなく、自分が生きるために会社を利用する位の気持ちで図太く生きましょう。

すべては終わりではなく、新しい形の始まりなのですから。


今回も長文にお付き合い頂きありがとうございました。
次回からはDIY編へ戻る予定です。

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| 起業論 | 02時39分 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑















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| | 2012/05/06 01:41 |

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